内径基準器を設計製作したい
渡辺精密工業は「内径基準器」の設計製作実績が数多くあるゲージメーカーです。
愛知県名古屋市に本社・工場があります。

上記は、内径測定器、内径測定具やシリンダーゲージをゼロセット(校正)するための内径基準器(マスターリングゲージ)の一例です。
内径基準器は、「マスターリングゲージ」、「マスターリング」、「特注リングゲージ」と呼ばれることもあります。
内径基準器の使い方
穴(内径)を計量測定(数値で管理するとき)に測定具に備わっているダイヤルゲージの針(メモリ)を”ゼロ”に合わせる必要があります。
それを、上記のような内径基準器で実施します。
例えば内径φ100の穴の直径を測定したいときに、φ100±0.001の内径基準器を用意します。
内径測定器(例:シリンダーゲージ)を内径基準器を用いて、内径測定器に備わっているダイヤルゲージを”ゼロ”に合わせます。
ゼロセットしたあと、その内径測定器を被測定物に移動させ、内径(穴)を測定し、そのときのダイヤルゲージの値を読み取ります。
この値がプラス10ミクロン(=0.01)の場合は、実測値=100.01ということになります。
このように内径基準器との差を比較することによって内径を測定します。
このような測定方法を「比較測定」といいます。
内径基準器の材質、仕上状態について
内径基準器は、通常、耐摩耗性や経年変化を考慮し、
SKS3、硬度HRC58以上、サブゼロ処理
の条件で製作しています。
内径の面粗度はRz0.8以下で製作し、研削加工(研磨加工)仕上 もしくは、ラッピング加工(ラップ加工)仕上しております。
渡辺精密工業
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