テンプレート(テンプレートを作りたい)

砥石成型用のテンプレートを作りたいというお悩みに対する記事です。

テンプレートとは

研削加工機に使用する一般砥石を成型するためにテンプレートが使用されます。
(なお、NC成型装置が付加されている場合は、NCデータに基づき機械的に砥石成型されます。この場合、テンプレートは必要ありません)
倣いドレス装置がテンプレートをなぞり、その形状の1/N倍の砥石が成型されます。昔ながらの加工方法ですが、実はまだまだ現役で使用されているケースが少なくありません。

テンプレートを作成する

テンプレートの出来栄えが砥石成型形状に直接反映(転写)されるため、テンプレートには高い品質が求められます。
具体的には平面度1ミクロン(0.001mm)、段差公差1ミクロンというレベルは当たり前です。
ときには、1ミクロンよりも厳しい精度が求められます。

テンプレートを正しく測定する

テンプレートの要求精度は1ミクロンレベルが基本のため、テンプレートを自体を正確に測定することが必要です。
この測定にはブロックゲージ(ゲージブロック)との比較測定が用いられます。
比較測定には、指針測微機という精密な直動式ダイヤルゲージが使用されます。

テンプレートが長期間に使用された後は摩耗しているかをチェックする必要があります。
それは、倣いドレス装置がテンプレートの同一箇所を幾度もなぞるため、特定場所が極端に摩耗するためです。

一般的にテンプレートは相対段差が必要である場合が多く、摩耗した場合は修理を実施することが可能です。この場合は、大凡、新作した場合の70%程度の費用で修理が可能です。

テンプレートはどこで作ればよいのか?

テンプレートを製作するためには、高度な研削技術、研磨技術が必要となります。
また、その出来栄えを確認するために高度な測定技術、計測技術が必要になります。
従って、常に1ミクロン単位の製品を手掛けているゲージ屋さんで製作することが一番の近道です。

テンプレート製作の相談先

渡辺精密にお気軽にご相談ください ==> https://wsl-g.co.jp/contact/

ゲージメーカー渡辺精密工業の営業品目

渡辺精密工業は愛知県名古屋市に本社・工場があるゲージメーカーです。
各種ゲージ、治工具、試作品を手掛けております。
当社の営業品目は以下の通りです。

<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ、球面模範、模範、基準器、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器) 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総型ゲージ、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、計測ゲージ、測定ゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など