超硬割れ対策、超硬欠損対策(超硬と鉄のロー付け構造)
超硬が割れる
使用しているときに、衝突で超硬が割れる、欠ける とは別のお話です。
なぜ超硬が割れるのか
超硬と鉄のロー付け構造の場合、それぞれの線膨張係数(熱による寸法変化)が異なるため、超硬が割れることがあります。
超硬は固いが故に、大変割れやすいのです。
反対に、鉄は超硬に比べると、変形を起こしやすく、そのため、割れにくいです。
とくに、焼き入れ処理を行っていない、「生材」と呼ばれるものは割れるというよりは、変形します。
(変形することで割れることを防いでいます。)
超硬割れの対策
大きなサイズの超硬の場合は、変形に対して弱いです。
したがって、小さなサイズに分割して、ロー付けする方法をご提案しております。
また、超硬部分を最小限にするとか、超硬以外の材質やコーティング処理による対策など、超硬に比べて耐摩耗性などが劣るかもしれませんが、実使用上は問題のない対策がとれるかもしれません。
超硬製品のご相談は渡辺精密工業へ
当社は、超硬に関する経験も豊富です。
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