多段の内径超硬リングゲージ

多段の超硬リングゲージに関する課題の話です。
多段の超硬内径リングゲージ
1段のリングゲージはよくあるパターンですが、2段以上の超硬内径リングゲージは、当社でもあまり製作することはありません。
どのような場面での使用が想定されるのか
(多段超硬内径リングゲージ)
考えられる一番多いのが、通止のパターンです。
よって、2段の超硬内径リングが多段のなかでも一番受注が多いです。
ただ、超硬内径リングゲージはコストが高いため、摩耗が激しい通り側は超硬で製作し、止まり側は鉄製リングゲージを使用するということが多くあります。
3段以上の超硬リングゲージ

3段以上の場合は、被測定物のサイズを大凡確認したいという用途が考えられます。
たとえば、
1.φ10
2.φ11
3.φ12
の3つのサイズで構成される超硬リングゲージの場合は、φ10.5の軸形状の製品を差し込めば、すくなくとも φ10~φ11の範囲に収まっていることが確認できます。
このように大凡の寸法を知るために、3段以上の超硬内径リングは使用されることが多いようです。
多段超硬リングゲージの製作難度は高い
超硬を鉄に取り付ける時にロー付けや接着、焼嵌め、締まり嵌めなど複数の方法があります。
接着以外の方法を選択した場合、取付媒体の応力がかかり、加工中に超硬が割れてしまう危険があります。
したがって、段数が多くなるほどリスクが高くなります。
多段間の同芯度が不要な場合は、超硬を段数分に分けて、リスク低減する方法も採用することができます。
なお、超硬は固い(硬度が高い)ですが、反面割れやすい性質を持っているため、使用中にも割れてしまう可能性があります。
取扱いには十分ご注意ください。
経験豊富な当社にご相談ください
製作上の観点から、また、お客様の使用上の観点からの両方の面で、当社営業と設計部門がお客様のお悩みに寄り添いたいと考えております。
一度構想段階でかまいませんので、当社にご相談ください。
他社に比べて当社は多くの経験と実績があります。
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<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具 等
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<その他加工>
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