鏡面ラップ加工(精度を保ちながら鏡面加工)

高精度な鏡面加工(鏡面ラップ加工)

インターネットで「鏡面加工」検索を行うと、たくさんの企業さんが出てきます。

しかし、そのほとんどが、単に「鏡」の状態を作るだけの会社さんです。

もちろん、意匠(外観)だけの鏡面を求めるのなら、それでいいのですが、当社が行う鏡面加工は少し違います。

鏡面の出来栄えは主観的

であることが多いです。

工業製品に限ったことかもしれませんが、人による主観的判断で「鏡面」や「ピカピカ」という判断が行われることが良くあります。

工業的には、面粗度で表され Rz0.8以下が鏡面と言われていますが、Rz0.8とRz0.1では、明らかに出来栄えに差があります。

精度を保ちながら鏡面にする

当社が行う鏡面加工は、「鏡」プラス「精度」です。

たとえば、高さが100±0.001の立方体の上面を鏡面にするような場合です。
99.999~100.001の間にサイズを収めながら、かつ、鏡面加工を行います。

単に、鏡面だけにするならば、磨く道具が揃っていれば、正直、簡単に出来てしまいます。
しかし、精度を保ちながら鏡面にすることは職人技が必要になります。

鏡面に適する材料

「硬い」材料が鏡面加工に適しています。

超硬合金、SKH熱処理品、SKS熱処理品などです。

同じSKHであっても、熱処理をしていない場合は、硬くない(硬度が高くない)ので、鏡面には不向きです。

鏡面に適さない材料を鏡面加工するとどうなるのか

細かな「擦り傷」が沢山残ります。

見方によっては、鏡面なのですが、人によっては鏡面でないと判断するかもしれません。

材料が硬くないと、このような結果になります。

適さない材料は、SUS(ステンレス)、SS材など生材と呼ばれる材料です。

ただし、当社でも、単に鏡面にするだけなら、これらの硬くない材料でも、鏡面にすることは可能です。
繰り返しになりますが、精度を確保しながら鏡面加工すると、どうしても、材料の向き・不向きが発生します。

研磨以外の鏡面加工

物理的に磨き上げる方法が研磨による「鏡面加工」です。

それ以外には、当社内ではできないですが、電解研磨、化学研磨のようにケミカル処理することによって鏡面を得られる場合もあります。

このようなご要望の場合は、当社の協力会社さんでケミカル処理させていただきます。

鏡面の形状の向き・不向き

当社は、角形状、丸形状、どちらも、鏡面加工対応可能です。

ただし、要求される精度により、対応可否が変わりますので、一度、ご相談願います。

単に、光らせるだけの鏡面加工も渡辺精密工業へ

この写真のように、ピカピカに光らせるだけの鏡面加工も当社では可能です。

素材調達から、鏡面加工仕上まで、ワンストップで対応可能です。

精度部品の鏡面加工は渡辺精密工業へ

出来るものと、出来ないものがあると思いますので、一度、情報を渡辺精密工業へ送っていただけると判断できると思います。

相談するには、インターネットでどうぞ => https://wsl-g.co.jp/contact/

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