リングゲージを作りたい

渡辺精密工業はリングゲージの設計製作実績が数多くあるゲージメーカーです。
愛知県名古屋市に本社・工場があります。

リングゲージ(設計製作)渡辺精密工業製

上記写真はストレートのリングゲージです。

軸の外径(円筒状の外周部分の直径)を検査するときに、よく使用されるゲージがリングゲージです。

■リングゲージの使い方

円筒物(被測定対象)にリングゲージの内径を嵌める行為を行い、そのリングゲージが入るか・入らないかでチェックします。

■リングゲージによる公差判定方法

公差下限をチェックする場合は、公差下限よりも少しだけ小さめな内径のリングゲージを用意します。
そのリングゲージが入らないことにより、チェックします。
入ってしまうということは、軸が公差よりも小さく出来ているということを意味します。

公差上限をチェックする場合は、公差上限よりも少しだけ大きめな内径のリングゲージを用意します。
そのリングゲージが入ることにより、公差上限よりも小さいことを保証します。
逆に、入らない時は、公差上限よりも大きな直径で出来ているということを意味します。

■ストレートリングゲージとテーパーリングゲージ

通常のリングゲージは内径がストレートですが、テーパー形状(円錐形状)のテーパーリングゲージを用意する事もあります。

テーパーリングゲージの使用方法詳細は別の課題ページに譲りますが、テーパー角度、大径、小径、当たり等、様々な目的で使用されます。

■リングゲージ以外の測定方法

リングゲージを使用できないときには、被測定物の製作公差によって測定機が変わります。
例えば
1.ノギス(デジタルノギス)で測定(目安:0.1mm単位)
2.マイクロメーター(デジタルマイクロメーター)で測定(目安:0.01mm単位)
3.ハサミゲージで測定(目安:0.01mm単位)
4.ブロックゲージを用いたダイヤルゲージ測定(目安:0.001mm単位)
などの測定方法があります。
CMM(三次元測定機)を用いる方法もありますが、CMMの場合は、精密測定室に被測定物を持ち込むことが必要になり、測定ハードルが一つ上がります。

■直径公差以外へのリングゲージの適用

リングゲージの内径長さ(厚み)を、長く製作し、軸の真直度(円筒度)を簡易的に測定することもあります。
軸がうねっていたり、反っている場合は、局所的には直径公差を満たしますが、その軸全体でとらえると中心軸がずれることにより綺麗な円筒形状から外れ、相手の部品に組付けができないことがあります。
このような場合は、内径長さ(厚み)を長くしたリングゲージを製作し、そのリングゲージ全体が軸に入るか否かを確認することにより、簡単にチェックすることが出来ます。

■リングゲージの摩耗対策

リングゲージは測定物に嵌めて測定するという性格上、摩耗が発生しやすいゲージです。
リングゲージは、通常、摩耗対策を考慮した材料が使用されます。
渡辺精密工業で製作するリングゲージは、材料SKS3、熱処理硬度HRC58以上、サブゼロ処理を施してあります。
一般的な鋼材よりも硬くて耐摩耗性が高いのですが、このような対策を行っても被測定物の硬さによっては摩耗が早い場合があります。
そのようなときには、以下の方法があります。
1.内径部分を超硬材を用い
2.内径に硬質クロムメッキ処理
3.内径にチタンコート処理

など

上記方法にはメリット・デメリットがありますので、摩耗対策が気になる場合は、ぜひ、渡辺精密工業にお気軽にご相談ください。

■リングゲージの修理

渡辺精密工業では、リングゲージの修理を行っています。
さまざまな修理方法があります。
しかし、現状の状態によっては、新作した方が安価な場合もありますので、現状をヒアリングさせていただき、最適な修理方法をご提案いたします。

■リングゲージの改造

使用しなくなったリングゲージを改造して、目的のリングゲージを製作することも可能です。
基本的には、改造前よりも改造後の内径が大きくなる場合において、改造可能です。
ただし、数十ミクロン程度内径が小さくなる場合は、修理することも可能なので、ぜひ、ご相談ください。

■リング形状のマスター

ちなみに、リングゲージに外観が似ていて、使用法が異なるものに、リングマスター(別名:マスターリング、円筒原器、内径原器、内径模範、内径基準器など)があります。
リングマスターは、測定機(ゲージ)のゼロ合わせ(校正)に用いられますので、リングゲージのように直接製品に接触して測定に使用されることはありません。

■リングゲージの注文方法

製品図面を用意し、測定したい部分を明確にします。例えば、マーカーペンや赤ボールペンなどで摩耗測定希望箇所をマークします。このマークに基づいて設計者はゲージを設計するので、指示が明確である必要がありますが、指示することは、これだけです。あとはPDFにしてメール送信すれば、設計者もしくは営業担当者から連絡が入ります。

■渡辺精密工業

渡辺精密工業の資料をダウンロードするには、こちら
==> https://www.ipros.jp/company/detail/2059539/

渡辺精密工業にお気軽に相談するには、こちら ==> https://wsl-g.co.jp/contact/

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===== 参考 =====

■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324

営業品目

<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器) 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

<その他>
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