リングゲージメッキ改造
内径を小さくするリングゲージの改造
・リングゲージの内径を小さくしたい。
改造したらコストメリットはないのか?
・急いでリングゲージを新作したい。少しだけ大きなリングゲージが遊休資産であるので、これを改造して使えないのか?
というような ”小さくしたい改造” のときに、便利なのが、硬質クロムメッキを用いて改造する方法です。
硬質クロムメッキを内径に施す
硬質クロムメッキは耐摩耗性向上、硬度向上のために、ゲージ、治工具に多用されるメッキです。
完全ではありませんが、防錆効果も期待できます。
リングゲージの内径に硬質クロム処理を行えば、メッキ厚だけ内径が小さくなります。
小さくなった内径を研削加工にて拡げて、所定の公差に収めます。
どれくらい小さくできるのか
硬質クロムメッキ処理は、片肉100ミクロン程度(0.1mm)程度までにとどめておくことをお勧めします。
(費用とメッキ剥離リスクを考えてメッキ厚に関して、アドバイスしますのでご安心ください。)
つまり、片肉0.1mm。直径で0.2mm程度内径を小さくすることが可能です。
改造したときの公差は
鉄から削り出したとき(新作するとき)と、公差はなんら変わりなく製作することが可能です。
2段のリングゲージの改造
2段、3段、N段のリングゲージの改造も可能です。
サイズ変更したくない箇所がある場合は、硬質クロムメッキ処理時にマスキング処理を行い、寸法変化がないようにしますので、ご安心ください。
刻印の変更
リングゲージの改造するときに、刻印を変更されるケースが少なくありません。
この場合、刻印面を研削加工で削り落としてから、再度、刻印させていただきます。
メッキでリングゲージの改造したいなと思ったら
経験豊富な渡辺精密工業にご相談ください。
相談は、こちら => https://wsl-g.co.jp/contact/